閉鎖空間のSNS以外で、読書メインのやっつけブログを2010年開設→12日間で無残にも放置→2011年311から3ヶ月を契機に「原発事故考察」の為に復活。 読了日記は自分の備忘録の為、ネタバレ満載ご容赦!


by akane-kmj
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鉢呂経産省大臣辞任(2) 鉢呂経産省大臣降ろし

前の記事で私は、単に「放射能発言」としたが、それには訳がある。

 状況、発言内容、何人が目撃したのか、何人がその耳で聞いたのか、各紙・各動画ニュース、バラバラの報道であり、正確なところがまったくもって不明だからである。
また、辞任理由に至っては、鉢呂氏自身は「一連の発言、大きくは二つ」としながらも、放射能発言に関しては
「(報道されているような言葉かどうかは)否定的」
と述べているにも拘らず、報道の軸は見事なまでに、ねじれている。
発言者とされる本人が不明と言い、否定的扱いの「放射能発言」をもって、
最終的な辞任理由と決めつけている大手新聞社(朝日新聞他)の見出しまである。

 今回報道のお粗末さを露わにするためにも、私が目を通した各社報道の、ほんの一部ではあるが、主だった記事を、表にしてみた。(詳細リンクは一部⇒1.FNN動画2.毎日4.朝日8.ANN10.スポーツ報知11.読売
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 いやはやなんとも、どこがスタートか定かではないが、表現の劣化ぶりは、冗談のようだ。

1:FNN が、共同通信の速報の前なので、多分「最初の暴露」は、ここかと想像しているが、

「分けてやるよ」と話しているのを「見た」という念力装置報道

他は、「つけたぞ」の過去形、「つけちゃうぞ」のイチビリ強調型、
そして「つける」→「うつしてやる」への、筋肉系脳内変換。


11:読売 の、「ほら、放射能」は、ちょっと注目。
 2:毎日jp の報道にあった、 「放射能発言」直後の、「除染をしっかりしないといけないと思った」
に、最も自然に繋がる。
『放射能という言葉を口にはしたが、つける・うつすは言った覚えがない』
という、鉢呂氏の心の声が想像できて、
”なんと言ったか明確にしないのに否定的”とする鉢呂氏の弁も、この台詞なら納得がゆく。
 この記事は、「仕草」に関しても、他紙の「擦りつけ・なすりつけ」という強引な印象の表現ではなく
「くっつけるしぐさ」という表現にとどまっている。(NHKの「触れるような」との表現に近い)

「仕草をされた」のが毎日記者で、至近で目撃・聞いていたのは読売記者かもしれないと、私は「想像」している。

いずれにしても、各社報道をこうして並べてみると、伝言ゲームがゲームとして成立する理由を図解説明しているかのようで、改めて、これは報道と呼べる代物ではなく、急ごしらえの粗悪な「ゲーム」であることが見てとれる。

時系列に並べなかったのは、項番4から8迄の朝日(新聞と系列のANN動画)を例に、ひとつの社での記事変遷ぶりを見て頂きたいから。
▼表現
4:「明らかになった」←伝聞の香り豊かな表現だがその場に朝日記者は居たのか?
5:「と語り」は、見て聞いた取材者にのみ許される断定的表現なのだが。
8:WEB上で6:の記事が掲載されたのと同時刻の朝日系列ANNニュースでは「ということです」との伝聞表現。
▼動作
4:「防災服をなすりつけるような仕草」→(記者の一人に)
5:「服の袖をなすりつけるようなしぐさ」
8:「肩をこすりつけ」→(記者団に対して)
▼発言
4及び5:放射能つけちゃうぞ
8:放射能をつけたぞ
▼(辞任会見の報)
6:の、会見数時間後の記事では、鉢呂氏自身は発言に否定的なことや、「死の町」が辞任理由と認めたことなど、ありのままを報じながら、
7:の時刻、鶏が鳴いてお日様が中天に差しかかると、見出しにおける辞任理由が「放射能発言」に変わり、より卑近なイメージに。

時間が経つほどに、何か特殊な意図が入り込んでいるように見える。

「死の町」を、一貫して「死のまち」と、「まち」の平仮名表記にこだわる朝日が、喉に閊えるように気持ちが悪くて上記の例に挙げたが、発言者=鉢呂氏を貶める構図は、他社記事にも同じように見てとれる。

 辞任会見は、途中、まるで集団リンチのようで、一部の記者は、死の町発言の真意を問い詰めて言質を取ろうとしたり、各社申し合わせてあったかのように、記者が何人いたのかさえも不明の、録音のない非公式囲み取材での「放射能発言」をあげつらって集中砲火、フリージャーナリスト田中龍作氏に強く諌められるなどした。(この話のほうが、ニュースバリューが高いやw)
この辞任会見内容については、真実を伝える姿勢どころか、恥も外聞もなく、11日は堂々と虚構を「報道」してみせた。
これには、一体どういう力が働いたのか、却って興味を惹かれるというもの。

9:TBS(NNN)では、「という趣旨の発言をしていたと一部で報じられ」と、他の報道を「報道」し、本人が認めていないものを「関係者に本人が認めた」との原稿。
元ネタを他の報道から持ってきたのなら、せめてその「関係者」は誰かくらいは、明確にしなければ、怪文書をの読み上げに等しい。(明確にできないのか、しないのか)

表にある他に、NHK、辞任会見の10日22時7分、
「記者の体に触れるようなしぐさをしながら、「放射性物質がうつった」などという趣旨の発言をしていたことなどの責任を取りたいとして、10日夜、野田総理大臣に辞任を申し出て、受理されました。」
とくると、岩上チャンネルで会見の全部を視聴した方なら、これはNHK「ねつ造」ニュースと断言するだろう。


聞けば、年100mSv安全発言の福島県放射線リスク管理アドバイザー山下俊一氏は、右から左に1000億という予算を調達するほどの、政治的にも実力のある医学者であるらしい。

原発の再稼働について慎重論を述べ、汚染地域の基準をより安全に近づけるよう、学校0.5mSv・周辺1mSvを提言し、除染に対して意欲的だった経産大臣鉢呂氏が、アメリカでの「暴走発言(自衛隊の武器使用緩和他)」のあった前原氏を、TPPにおいては牽制し、農漁連と経済界の歩み寄りを目的としての経団連会長との面談を前に、
その全ての役務から引きずり降ろされる図、
どのような力学であれば説明がつくのか、分かりやすいと言えば分かりやすい。

只一つ腑に落ちないのは、党首選から続く「前原推し」と、今回鉢呂降ろしへの、マスコミの異常な傾倒加担ぶり。
 9/13 22:33追記:
 ※これも、どうやら見えては来た・・・鉢呂氏は経産省人事介入を始めていたらしい。
 伏魔殿(電)人事介入、それほど思いきったことをやろうとしてくれたのに・・・なんということだ!



おまえもか!の感、表の項番12:東京新聞、
加えて、おまえもまで!と、一層強く思う、13:「しんぶん赤旗」の11日記事

ではあるが、他紙には、これら報道への検証意思も能力もないのだから、内部からの検証記事をこの2紙と、「週刊金曜日」あたりに期待するしかないのか。

◆しんぶん赤旗: 『辞任の原因となった暴言は、福島第1原発の視察を終えた8日夜、都内の議員宿舎に戻った際、取材で取り囲んだ10人ほどの記者のうち1人(※他紙の報道によると『毎日新聞』記者)に防災服の腕の部分などを近づけ、「放射能を付けたぞ」という趣旨でおこなったもの。関係者の話で10日にわかりました。』
    これはさすがに恥じたのか、ネット上から消えている。

◆2:毎日jp には、ついでの揚げ足取りも、したい。
 中段の一文「野田首相は9日、訪問先の三重県紀宝町で記者団に「不穏当な発言だ。謝罪して訂正してほしい」と要求。」って、おいっw
言葉狩り・揚げ足取りの記事を書くなら、気合いを入れて推敲しようよ。
 誰が誰に何を要求したのか・・・こういうのを巷では「破綻した文章」と言って、このような文が人目に晒されるのは、文筆業としては最も恥とされるって知らないのか。毎日記者さん。
 もうひとつついでに、毎日への突っ込み。
 ⇒ 過去の毎日ニュース(4/4)が報じた、原発作業員で被災者の談
 「下請け会社を経営する小川喜弘さん(53)は放射性廃棄物を処理する「集中環境施設」の建屋4階で非常用バッテリーの点検をしていた。揺れが収まって(略)避難所から自宅のある浪江町に戻った時、その光景にがくぜんとした。「人っ子一人いない。これは死の町だ」

※参考用記事詳細リンク先短縮URL
1.FNN動画 http://bit.ly/8ro1FN
2.毎日jp http://bit.ly/8ro2mP
4.朝日 http://bit.ly/8ro3aP
8.ANN動画 http://bit.ly/8ro8AN
10.スポーツ報知 http://bit.ly/8ro6sh
11.読売 http://bit.ly/8ro4Yp

※辞任会見
 全録画 ユーストリーム 岩上チャンネル3 http://bit.ly/8ro8AN
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by akane-kmj | 2011-09-13 19:55 | 311原発事故:政府報道等