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閉鎖空間のSNS以外で、読書メインのやっつけブログを2010年開設→12日間で無残にも放置→2011年311から3ヶ月を契機に「原発事故考察」の為に復活。 読了日記は自分の備忘録の為、ネタバレ満載ご容赦!


by akane-kmj
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新総理新内閣で管政権原発関連決算


菅さんは特別支持しているわけではないけれど、周りがきちんと支えていれば、の感も。
やけっぱちであろうが何であろうが、総「管おろし」が始まってからの粘り、正直、見直したというのが本音。
まさに、「獅子身中の虫」「孤立無援」「四面楚歌」の中で、最後のあの粘りは、あっぱれだったと、
今、過去資料を見るにつけ、私はそう思う。

決算に最適のニュースが出ている。
無難な所で、毎日jpから
 ⇒ 「東日本大震災:保安院・官邸、炉心溶融予測を活用せず 地震当日に解析」
 経済産業省原子力安全・保安院は2日、東日本大震災当日、東京電力福島第1原発1~3号機で全電源喪失などを想定し炉心溶融などを予測した「緊急時対策支援システム(ERSS)」の解析結果を、約半年たって公表した。2、3号機の予測は官邸に送信したが活用されず、1号機は送信もしていなかった。保安院の情報管理のずさんさが問われそうだ。

 保安院によるとERSSを開発した原子力安全基盤機構(JNES)は3月11日、保安院の依頼でERSSを起動。同原発で全電源が断たれた事態を想定したパターンを使い、1~3号機の原子炉内の水位や圧力、温度が今後どう推移するかの予測結果を出した。

 2号機のデータは11日午後9時半ごろ、JNESから保安院に届いた。保安院の職員はデータを基に「22時50分 炉心露出 24時50分 燃料溶融」など予想される展開を文章にし、同日午後10時45分ごろと12日午前0時過ぎ、危機管理センターに常駐していた保安院職員を通じ内閣府の職員に手渡した。3号機については13日午前6時半ごろに届いたデータを同様の方法で約20分後に官邸に届けたという。しかしこれらは周辺住民の避難指示などに活用されなかった。保安院の森山善範・原子力災害対策監は2日の会見で「事実に基づいたデータではないので活用を思い至らなかった」と釈明した。

 また保安院は1号機の予測から導いた放射性物質の推定放出量を基に「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」で拡散予測を実施。しかしすぐには公表せず、活用しなかった。保安院はこれまで「全電源喪失でSPEEDIが機能しなかった」と説明していた。【久野華代】


こんなの、何をいまさら、だ。 過去資料を見てみよう。

 ⇒ (PDF)3/12の20時50分時点「官邸緊急災害対策本部FAX資料」全36頁

このFAX、最初は数ページだったものへ、時系列に追加につぐ追加。
なので重複個所多いが、取り敢えず12日夜9時近くには36頁になっていたというもの。

PDFが見られない方の為に、その他注目個所と共にスクリーンショットにして切り貼り引用画像3枚。(赤・黄の枠はブログ主:akane)

画像1↓
新総理新内閣で管政権原発関連決算_a0154142_14145766.jpg


画像2↓
新総理新内閣で管政権原発関連決算_a0154142_14152910.jpg


画像3↓
新総理新内閣で管政権原発関連決算_a0154142_14155926.jpg


このニュース関連で注目すべきは13頁の最上部(画像3枚目)。
水位計復活してすぐにメルトダウン予測。これを発表した方は即更迭。

大手新聞やTVに頼らず、フリージャーナリストの方の懸命な取材を、これまた懸命に追ってきた、ユーストリーム視聴者やツイッターで情報交換してきた人たち、また、一部の真の科学者・技術者は、「予測」だけなら、3月から先刻承知。

だから、今更これをしたり顔で不安員が発表する意図の方が気になって仕方がない。

これ幸いに、既に追いやった管:前総理叩きがそこかしこで見られるが、
画像2枚目の最後尾
12頁12日の18:00、管総理指示「真水による処理諦め海水使え」。

ここまで海水注入を渋っていたのは東電。
理由は、海水注入=廃炉だから。
(現場で海水注入を口にした関連会社技術者に対して、東電のお偉いさんが
「バカ野郎!これ1基、いくらすると思ってるんだっ!」と、
怒鳴ったとか怒鳴らなかったとかの話も出ていたが、真偽は不明。

ただ、福一の場所、もともとは標高35メートルだったのを、標高約10mまで掘り下げての整地。
さらにその下14m下げて原子炉を設置していると、わざと分かりにくくしている公開文章をちゃんと読むとそういうこと。
つまり、35m-10-14で、標高は11mそこそこ。

できるだけ岩盤に近くという原発の設置原則もあっての整地面掘削というが、その実、建築資材搬入の利便性他、経済性優先での港湾方式のためというのも大きな理由だったと、経緯を知る人の証言。

で、超高圧開閉所は、1・2・3・4号機ともに、最初からの標高35mの台地上にあったが・・・
「津波によって壊れた」と、大ウソついてくれたわけだった。

  ⇒ 参考:株)イソップ 福一原発1号機
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その他にも、「何をいまさら」は、数々・・・100以上はありそうだが、とりあえず、このニュース関連とこの資料で、今日はここまで。

といいつつオマケ。
画像2での、黄色の枠に注目。
福島第2だって、東電はシレっとしているが、きわどいところだったし、
今だってあれこれあるらしいが、報道されない、不思議・不思議の不思議ちゃんメディア。

なんと、これから稼働の予定が控えているとの報道も、大きくは、なされていない。


by akane-kmj | 2011-09-05 14:26 | 311原発事故:政府報道等